こんにちは!

旬の食材、匠の食材「旬匠(しゅんたく)」の小林です。

私たち「旬匠」は、お米や牛肉、ウルメイワシなど、日本全国に眠っている本当に美味しい旬の食材、匠の食材をご紹介しています。

今回は、「一升餅」について以下の項目でご紹介します。

1.一升餅の由来は

一歳のお誕生日をお祝いする時に、お子様に一升餅を背負わせる風習は、古来より、伝統行事として日本各地でおこなわれています。

「一升」と「一生」を掛けて「一生、食べ物に困らないように」という意味があったり、一升餅の丸い形から、「一生、円満な人生を過ごせるように」という願いが込められていいます。

主に一升餅は、「お子様の一歳のお誕生日をお祝いする」ための縁起物として、全国的に定着してきましたが、実は、それ以外にも還暦等の長寿の節目のお祝いなどでもよく用いられているんです。

ご存知でしたか?

そこには、「お餅」(おもち)と「長持ち」(ながもち)をかけて「これから先もずっと長生きしてほしい」という願いが込められており、広がっていった風習になります。

従って、一升餅は、お子様の一歳のお誕生日から、ご家族のご長寿のお祝いまで、ファミリー全員のお誕生日をお祝いできるお餅なのです。

 

2.一升餅の呼び名、地域でのお祝い方法

地域によって異なるお祝い方法や意味

実は、一升餅のお祝いの仕方は地域によってかなり異なります。

やり方が異なるため「一升餅」という呼び方も、地域によって異なります。

    • 誕生餅
    • 力餅
    • 一歳餅
    • 踏み餅
    • 背負い餅
    • 立ち餅
    • 立ったら餅
    • 転ばせ餅

など、様々な呼び名があります。

このように名前が異なると、お祝いや縁起についても異なります。

例えば、背負い餅、立ち餅、立ったら餅、転ばせ餅と呼ぶ地域では、「子供があえて立たないようにする」という風習があります。

これは、

「一升」=「一生」の重みを感じさせるためだったり、

あるいは、「家を出て行って欲しくないという親御さんの願い」

といったものが込められているからです。

さらに、地域によっては、わざと転ばせて座らせたり、お餅を投げつけて歩かせないといった祝い方をする地域もあるほどです。

このように日本の各地域によってお祝いの仕方は多様です。

気になる方は、ご自身のお住まいの地域のやり方を確認してみてください。このページの下にも詳細記事のリンクがあります。

 

3.一升餅の重さは?何キロぐらい?

◆ 重さは約2キロです

一升は約1.8リットル (L)です。そして一升は10合です。

炊く前の水を含まない乾燥したお米の状態で、

一升=10合は約1.5㎏の重さになります。

それがお水を吸って炊き上がり、お餅になると約2kgほどの重さになります。

なので「一升餅の重さは?」と問われれば「約2キロです!」というのが回答になります。

(販売されている一升餅は、水分が抜けて1.8㎏~2.0㎏の間になる場合が多いです)

ここから先は、豆知識。

実はこの「升」という単位は、明確な重さの決まりがありません。

「升」とは、体積(容積)の基準となる単位のことだからです。

10合(ごう)が1升、そして、10升が1斗(と)となります。

(お米を炊く時に1合、2合という単位は今でも使いますね!)

この1升の量ですが、実は、時代や地域によってその量が変化してきました。

それが、1891年に、1升は約1.803リットル (L) に定められ、2㎏というと、1Lのペットボトル2本分ですから、結構な重さですね。

一升餅の重さについては下の記事でも詳しく紹介しています。

 

4.一升餅にはどんな種類がある?

 伝統的なタイプ

一升餅といえば大きな1つの丸いお餅です。伝統的にはこの形になります。

一升餅の形の特徴は何と言ってもこの「丸み」です。

(旬匠Web通販の一升餅)

一升分のお餅を手で大きな1つの丸いお餅にします。

この丸いお餅ですが、作り手によってかなり形が違ってきます。

どの角度からみても、程よい丸い形美味しい一升餅は、この丸みが違います。

美しい丸みにするためには、「弾力」が重要なのですが、そこが「匠の技」の見せ所です。

匠(熟練した職人)の手によって、一つ一つ丁寧に、丹精を込めて作られる一升餅だけが、この美しい丸みを帯びることができます。

 

◆ 紅白タイプ

 

 

 

 

一升餅を2つにわけて、紅白の2つの丸いお餅にします。

縁起の良い丸い形のお餅に、さらに紅白の縁起の良さも加わり、華やいだ雰囲気になります。

 

◆ 小分けタイプ

丸い一升餅の伝統をいかしつつ小分けにしてあるタイプです。

切り分ける必要が無いため、食べやすかったり、おすそ分けしやすかったりと意外と重宝します。

 

◆ 変わり種 一升パン

最近では、お餅だけでは無くパンでも一升餅と同じような

お祝いができるようになっています。少し変わり種ですが、気になる方は調べてみてください。

POMPADOUR (HPより写真抜粋)

 

 

5.一升餅の祝い方は?

一歳のお誕生日にお子様に一升餅を背負わせる風習は、古来より、お子様の一歳のお誕生日をお祝いする伝統行事として、日本各地で行われています。

「一升のお餅をお子様に背負わせる」

これが、一升餅のお祝いの仕方となります。

背負う方法としては、

・風呂敷に包んで背負わせる

伝統なスタイルとしては、風呂敷に包んで背中に背負わせる方法です

丸い一升餅を、風呂敷に包んで落ちないようにして、背中から前で両端を結びます。

 

・リュックに入れて背負わせる

最近では、風呂敷よりも背負いやすいということでリュックに入れることもあります。

これだと紐が首にかかったりしなく、安定してお餅を背負うことができます。

時代によって祝い方も変わってくるようです。

一升のお餅というと、約2kgほどの重さがありますから、

背負っても立てないという子もいるでしょう。

「立てないのは、縁起が悪いのでは?」

と不安になってしまう方もいらっしゃるかもしれませんが、立ったり、歩き出したりせず、座り込んだり、転んだりした方がかえって、親孝行だとする地域や考え方があります。

背負って立つことにはこだわらなくて良いということですね。

 

・選びとり 

一升餅のお祝と同時に、選びとりをすることも多いようです。

選びとりは、子供の性格や才能や将来の職業を占う意味あいがあります。

お子さんから少し離れたところに、そろばん、筆、等のモノを置いて、お子さんが近寄って何に触れたか 何に興味をもったかで占います。

昔から使われるモノとしては

    • そろばん・電卓: 商売上手、商売人
    • 筆、ペン: 学問好き、学者や文筆家
    • お金・財布: 裕福になる、お金持ち
    • はさみ: 手先が器用、デザイナー
    • はし・スプーン: 食物に困らない、料理人
    • 定規 : 几帳面、建築家
    • 辞書 : 物知り、成績優秀
    • くし・鏡 : センス良い、オシャレ
    • PC・タブレット:コンピュータエンジニア
    • サッカーボール: サッカー選手 

使うモノは何でも良く、近代的なモノでも大丈夫です。

実際のモノを用意するのが大変なので、選びとり用のカードを使うこともあります。

6.一升餅の作り方

一升餅は、一升(10合)約1.5㎏のもち米から作ります。

工程は下のようになります。

    1. 洗米
    2. 水に浸す
    3. 蒸す(炊く)
    4. 搗(つ)いてお餅にする
    5. 手でこねる
    6. 形を成型する

おいしい一升餅をつくるにはどの工程も大切ですがその中でも、

蒸す、搗く、こねる が重要です。

◆蒸す

水に浸したお米を炊きます。家で炊く時はお釜や鍋で炊くことが多いですね。

お餅屋さんやお菓子屋さんが一升餅を作る場合は、

蒸篭で蒸す場合が多いと思います。

蒸篭で蒸すと、お釜で炊くよりもお米一粒一粒が崩れずにふっくらと美味しくなります。

◆『搗く(つく)』

炊きあがったもち米をついてお餅にしていきます。

餅つきは臼(うす)と杵(きね)でついていきます。

実際に販売されている一升餅は、機械式の臼と杵で搗きます。

この方が、搗く回数も正確に調整できて品質が安定します。

ただし、季節や気温や湿度によって微妙に回数を調整します。

この辺が職人の技ですね

 

◆『こねる』

蒸す、搗くは機械で行いますが、最後の「こねる」の行程は、実際に職人が手作業で行います。

搗き上がったお餅は、冷えながら次第に固まります。

固まる前に、体重をしっかり掛けてこねていきます。

この職人のこね方ひとつで、一升餅の形が決まります。

どこからみても、ほど良く丸い一升餅、平らで少しぺったんこな一升餅、この辺は職人のこだわりや、

寿や名入れの文字の書き易さなどで好みがわかれるところです。

ちなみに旬匠では、どこからみて程よい丸みが自慢です。

ご注文を受けてから、一つ一つ職人が作りあげます。

お子様が一生懸命背負って、みんなでお祝いしたおめでたい一升餅を、

是非、ご近所さんや親戚の方にお裾分けして頂きましょう!

【商品紹介ページ】

 

 

 

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